化学工業日報によると、ここ最近中国産ガムロジンが値上がりしています。
■ニュースの詳細
2013年10月04日 「化学工業日報」
中国産ガムロジン急騰 一時トン当たり約2800ドル
中国産ガムロジンが急騰している。足元の相場は一時1トン当たり2800ドル近辺に急上昇。2013年8月に同2000ドルに達した取引価格は短期間でさらに800ドル程度値上がりした。中国国内景気を映し需要は精彩を欠くものの、上昇の背景に「玉不足と仲介人による在庫調整」(市場関係者)が挙げられている。中国産ガムロジンの急騰により日本のロジン関連産業への打撃が懸念されている。
さてガムロジンですがロジンについては、よくわからない方も多いと思います。
これについては、荒川化学工業のHPに詳細が書いてあります。
■荒川化学工業のHPについて
http://www.arakawachem.co.jp/jp/technology/catalog/01.html
ロジンは松から得られる琥珀色、無定形の天然樹脂です。その主成分は、3つの環構造、共役2重結合、カルボキシル基を有するアビエチン酸とその異性体の混合物であり、反応性に富んだバルキーな構造を有しています。 ロジンの持つこれらの反応性を利用して、多くの誘導体がそれぞれの物性を発揮、工業用原料として広く産業界で使用されており、弊社は国内最大のサプライヤーとなっています。
産業界で広く使用されているとのことですが、用途がよくわからない。
そこで調べてみると、具体的な用途についてはハリマ化成グループが紹介しています
■ハリマ化成グループのHPについて
http://www.harima.co.jp/pine_chemicals/rosin2.html
なるほど。結構用途が広いのですね。こういったものが値上がりするリスクがあるということなのだろうか?
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