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ある社会人の勉強記録

   

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何故、フジテレビは失敗したのか?-PART2-

前回の記事でフジテレビは、視聴者に嫌われたということを論じた。その理由は、報道の客観性、ならびに放送倫理が明確に欠如しているからである。しかし、フジテレビの視聴率低下の理由はこれだけではない。更に二つ原因をあげられる。その理由は、下記のとおりである。

・クリエイティビティの低下

・行きすぎた商業主義

順に論じていこう。

2.1. クリエイティビティの低下

前者は、解りやすい理由だ。

ドラマにせよ、バラエティにせよ、ヒット作をつくる体力がフジテレビにない。

まず、ドラマについて言及する。

面白いドラマは絶対にヒットするのに、フジテレビはそれをつくれないでいる。

事実、TBSの半沢直樹は大きくヒットした。この実績がその証明である。
TBSのドラマは未だに面白い。仁だって面白かったし、トンビも素晴らしかった。
南極大陸も面白い。TBSは、面白いドラマを作る努力が垣間見える。
最近のドラマでも、十分面白いドラマが一杯あるように思える。

一方、フジテレビのドラマはくだらないものをあげると本当にくだらない。

例えば、ハクション大魔王の実写版。こんな番組で視聴率が取れるわけない。
女信長も視聴率が取れると考えてかなりの予算をつぎ込んだそうだが、
実際には失敗である。だが、冷静に考えてほしい。
女信長は小説だから成立するストーリーだが、歴史好きならなおのこと見ないし、
誰が見たい話なのかよくわからない。そんなことは冷静に考えればわかる。

フジテレビのドラマで、クリエイティビティがなくなっているのは明白である。

バラエティ番組も時代にあっていないように思える。

いくら人気があるからって同じ番組を続けすぎている。
最近になって、それを自覚し始めたようだがタイミングが遅い。

自分の感性では、僕の小学校時代からあるめちゃ×イケがいまだに続いていることが信じられない。
こういったところからも、王者故の慢心か、番組作りに努力が感じられないのだ。

以上の理由より、フジテレビの大きな敗因にはクリエイティビティの問題も挙げられるのだ。

2.2. 行きすぎた商業主義

フジテレビは、ここ数年、韓流コンテンツの宣伝に力を入れていた。今は知らない。
クリエイティビティを喪失した結果、韓国で安価に作られるコンテンツに頼らざるを得なくなったのだろう。結論からいうと、それの宣伝の仕方に大きな問題があった。

断っておくが、私自身韓流コンテンツが嫌いという意味ではない。天国の階段などは素晴らしい完成度のドラマだと思う。いいドラマはいいし、悪いものは悪いと公平に評価する。

従って、ここで述べたいことはレイシズムの類ではない。フジテレビの宣伝の仕方である。

宣伝の仕方の何に問題があったのか。これも結論から言うと、サブリミナルである。

サブリミナルは静止画像を連続して表示する事で成立している動画の中に、1コマやそれと同程度の非常に短い時間だけ別の画像を混ぜ込むことにより、視聴者に気づかれる事無く混ぜ込んだ画像のイメージを潜在意識下に植えつける事が出来ると言われている手法である。

サブリミナルが社会的に問題になった時期は1995年5月である。

1995年5月、TBSによるオウム真理教関連の番組において、無関係な場面でオウム真理教元代表・麻原彰晃の顔が何度も挿入されていた事が判明し、郵政省による厳重注意の上でTBSが謝罪するという事件が起きた。

その後、1989年放映の日本テレビ系アニメ『シティーハンター3』においても麻原彰晃の顔が一瞬だけ挿入されていた事が判明し、こちらも問題になり、同じく厳重注意→謝罪という流れになった。

これ以降、日本放送協会(NHK)と日本民間放送連盟がそれぞれサブリミナル手法を用いた表現を禁止する声明を発表しているはずである。

ところが、フジテレビは韓流コンテンツの宣伝等に対し明確にサブリミナル効果を利用していることがばれてしまった。これについては証拠映像も含めて検索すれば一杯出てくるのでここでは言及しない。ただし、確実にいえることがある。これらの宣伝手法は、ルールを破った行きすぎた商業主義である。

こういった放送は公平性を欠くものであり、特定の思想をもつ市民までも敵に回してしまった。

また、前回の記事で論じるようにフジテレビは視聴者に嫌われる放送を繰り返してきている。

こういった失態が原因で、フジテレビでは頻繁に政治的デモが行われるようになったのだ。
ある記事で、何故フジテレビだけデモが起きたのかということを言及していたが、
その理由は明白だ。これらルール違反が市民団体に火をつけたのだ。

フジテレビの凋落は、クリエイティビティの欠如とルールを破った代償でもある。

時代は変わった。今や、ルールに反する行為は社会的に排除される公平な世の中になった。
むしろ、それがまっとうな社会である。そこを顧みず、営利主義に走ってはいけないのだ。

嘘、ルール違反、倫理違反。これらの問題を真摯に受け止めない限り、
フジテレビの復活はないのかもしれない。

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