日刊工業新聞掲載日 2013年12月04日
静岡理工科大学の高橋久教授の知的電子制御システム研究室、JSR、東京エレクトロン、イビデンは、電気自動車(EV)を約5分間でフル充電できる蓄電システムの実用化にめどをつけた。3社が共同開発したリチウムイオンキャパシター(LIC)に高橋教授が考案した電源回路と充電アルゴリズムを組み合わせた充電器で充電する。スマートフォンに使った場合、コンセントにさして数十秒でフル充電できるという。量産技術を開発し、コスト低減に取り組む。
開発したリチウムイオンキャパシターと電源回路を搭載した電動バイク
共同開発したLICは充電時に温度が上昇しないため安全性が高い。このため、スマホやEVといった幅広い機器に搭載できる。リチウムイオン二次電池に比べて急速に充放電できるほか、長寿命。20万回の充電に耐えられるため、スマホを毎日充電したとしても600年は使える計算だ。
日産自動車のEV「リーフ」の場合、リチウムイオン二次電池は容量24キロワット時で、急速充電には約30分間かかる。この容量のLICを搭載し、専用充電器で充電すると約5分間と試算している。ただ、リーフの航続距離は228キロメートルなのに対し、LICは同約150キロメートルとしている。
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気になるのは、レートを変えると電池の場合、劣化が早くなるのではないかということ。
システムで急速充電ができたとしても、電池はそれに耐えられるのか。
サイクル劣化は変わらないのかという点が気になりますね。
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