素晴らしいです。私は福島県在住の人間だがこういった技術が今の福島、
日本のために必要だと思う。こういった技術をどんどん生み出していってほしい。
日刊工業新聞掲載日 2013年11月28日
【名古屋】中京大学工学部の長谷川純一教授、野浪亨教授らの研究グループは、竹炭にヨウ素やセシウムなど放射性物質の吸着効果があることを実証した。放射性物質の吸着に有効とされるゼオライトと比べ、ヨウ素を5倍以上吸着できる。セシウムではゼオライトの74%の吸着力を確認。今後は原子力発電所の事故があった福島県などを視察し、竹炭を使った製品開発につなげる。
実験では、最高温度660度Cで6時間焼いた竹炭を使用した。約10グラムを容器に入れ、ヨウ素やセシウムの水溶液を透過させたところ、吸着効果が高いことを確認できた。
この結果を受け、グループは同大豊田キャンパス(愛知県豊田市)内に「竹炭窯」を設置し、12月上旬に稼働させる。竹炭の焼成温度や時間をコントロールし、吸着効率を高める実験を継続的に実施する。
「竹炭は材料の入手や製作が容易。燃焼環境を整えればゼオライトより実利用の面で有効」(野浪教授)としている。
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