日刊工業新聞掲載日 2013年11月15日
【横浜】ジェイ・エム・シー(横浜市港北区、渡辺大知社長、045・477・5757)は、カテーテルや内視鏡の訓練用の臓器モデルを刷新し、統一ブランド「オープナー」を展開する。3Dプリンターを活用し、冠状動脈と大動脈を一体成形したPVA(ポリビニルアルコール)製の透明の心臓モデルを開発した。
新ブランド第1号製品の心臓モデル
ジェイ・エム・シーは3Dプリンターと金属の砂型鋳造技術を組み合わせた精密な臓器モデルを展開している。既存製品も新ブランドに統合し認知度を高める。
臓器モデルを柱にした医療機器事業の売上高を2015年4月期に14年4月期見込み比約1・6倍の8000万円に引き上げる計画。
心臓モデルは透明で、血管を一体成形しているためカテーテルが入る様子を確認しながら訓練できる。PVA製のため弾力性があり、感触が実物に近い。左右の心房と心室も中空の状態にした。14年4月末までに新ブランド第2弾として消化器系のモデルを投入する。
[0回]
PR
COMMENT