ポストリチウムイオン電池に関する技術ですね。次世代バッテリーの開発に向けて頑張ってほしい。
日刊工業新聞掲載日 2013年11月12日
【新潟】長岡技術科学大学の小松高行教授らは11日、日本電気硝子、産業技術総合研究所と共同で、ガラスからなるナトリウムイオン電池用負極活物質の開発に成功したと発表した。リチウムイオン電池の負極で極めて高い安全性と高容量を示すリン酸スズ系ガラスに着目し、ナトリウムイオン電池でも良好な負極となることを見いだして開発した。すでに開発済みの正極と組み合わせた完全レアメタルフリーの電池モジュールの実用研究に取り組む。
開発した負極は、ナノサイズのスズ合金がガラスで取り囲まれた構造。電池容量は炭素系の負極材料を超える1グラム当たり320ミリアンぺア時を示した。低温での動作も見込める。長岡技科大の研究グループは2012年にリン酸鉄系の正極の開発に成功し、電池の実用化に不可欠な負極の開発に取り組んでいた。
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