日刊工業新聞掲載日 2013年11月04日
昭和電工パッケージング(神奈川県伊勢原市、田中淳社長、0463・94・5225)は、リチウムイオン二次電池(LIB)の包材に使うアルミラミネートフィルムの生産能力を増強する計画を半年程度前倒しする。当初、2014年末だった完成予定を同年6月に変更。10年比3倍に増やす。スマートフォンなど小型情報端末の市場が急拡大し、同フィルムを使うパウチ形LIBの需要が増えているため。自動車用大型LIB向けのグレードも開発しており、電気自動車(EV)の市場拡大に対応して一層の増強も計画する。
生産能力や投資額は明らかにしていないが、このほど彦根工場(滋賀県彦根市)内にあるクリーンルームの空きスペースに製造ラインを増設し、年産能力を10年比倍増した。当初は、14年末に年産能力をさらに現状比1・5倍にまで引き上げる再増強を計画していた。
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